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◆バリュー株トレーディング
著者: ビタリー・N.カツェネルソン /鈴木一之
出版社: パンローリング
サイズ: 単行本
ページ数: 340p
発行年月: 2009年07月ISBN:9784775971215
本体価格 2,800円 (税込 2,940 円)
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“四季報投資家”のバイブル!
PERは正しい使い方がわかる
大相場のあとのレンジ相場で確実に利益を確保する方法
本書の第1部では、過去200年にわたる米国株式市場のヒストリカルな推移とパフォーマンスを分析し、長期の強気相場・弱気相場・レンジ相場をもたらした要因を検証している。続いてそうした長期相場を支配していた人間の心理、現在の米国株式市場が長期のレンジ相場に突入した可能性、このレンジ相場がどれくらい続くのか――といったことが詳細に検討されている。
そして第2部ではこうした現実を踏まえて、われわれ投資家はどのように対処すべきかという戦略が述べられている。具体的には優良企業の条件とその株式を適正な価格で購入するための方法、すなわち現在のレンジ相場に適切に対処するためのアクティブなバリュー投資の実践法が明らかにされている。こうしたアプローチのベースとなるのが、企業の質・成長・評価という3つの条件の分析である。
そして最後の仕上げとして、優良企業の株式の買いと売りの方法、それを成功させるためのリスクと分散投資の考え方に焦点が当てられている。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
過去200年にわたる米国株式市場のヒストリカルな推移とパフォーマンスを分析し、長期の強気相場・弱気相場・レンジ相場をもたらした要因を検証。続いてそうした長期相場を支配していた人間の心理、現在の米国株式市場が長期のレンジ相場に突入した可能性、このレンジ相場がどのくらい続くのか─といったことを詳細に検討する。そして、こうした現実をふまえて、われわれ投資家はどのように対処すべきかという戦略を述べる。具体的には優良企業の条件とその株式を適正な価格で購入するための方法、すなわち現在のレンジ相場に適切に対処するためのアクティブなバリュー投資の実践法を明らかにしている。こうしたアプローチのベースとなるのが、起業の質・成長・評価という3つの条件の分析である。そして最後の仕上げとして、優良企業の株式の買いと売りの方法、それらを成功させるためのリスクと分散投資の考え方に焦点を当てている。
【目次】
まえがき
序文
第1部 将来の展望
第1章 はじめに――レンジ相場の到来
あまり大きな期待を抱かないで、シートベルトをしっかりと締めよう
レンジ相場を動物にたとえると
長期相場と循環相場
長期の強気・弱気・レンジ相場の違い
100年以上の歴史を見ると
長期的には株式が有利
アメリカ以外でもやはり株式のほうが有利
金はまた輝くのか
金に対抗する金融商品
大局的に見たときの間違い
強気相場の高いリターンは次のレンジ相場で帳消しに
短くなる投資期間
第2章 長期の強気・弱気・レンジ相場の心理
幸福な強気相場
悲しい弱気相場
長期のレンジ相場とはどのようなものか
強気相場とレンジ相場のボラティリティ
第3章 株式市場の数学
キャピタルゲインの源泉――企業の利益成長
キャピタルゲインの源泉――PER
配当利回りの源泉
なぜ強気相場のあとにレンジ相場が到来するのか
PERはいつ底を打つのか
第4章 債券――株式のライバルとなる投資対象か
債券投資
レンジ相場ではアセット・アロケーションの重要性が低下
第2部 アクティブなバリュー投資法
分析論
第5章 企業の質
競争上の優位性
経営陣
予想可能な利益
健全なバランスシート
フリーキャッシュフロー
高いROC
結論
第6章 企業の成長
企業の成長の源泉――利益の成長と配当
過去は過ぎゆく
将来の成長の原動力
配当
利益成長は大切な条件
第7章 企業の評価
牛乳屋テビエの評価法
相対評価法
絶対評価法としてのDCF法
相対評価法と絶対評価法
絶対評価法
数学の間違い
絶対PERモデル
割引率モデル
安全域モデル
絶対PERモデルと安全域モデルの併用
いろいろな分析モデルの併用
低いPERのバリュー投資と高いPERのグロース投資のリターン比較
第8章 企業の質・成長・評価という3つの条件に照らした企業の分析
3つの条件による企業の具体的な分析
3つの条件のうち、ひとつだけをクリアした企業
3つの条件のうち、2つをクリアした企業
結論
株式の売買戦略
はじめに――投資のプロセスと規律の大切さ
第9章 買いのプロセス――求められるのは規律ある行動
大切な投資のプロセスと規律
長期的に考え、短期的に行動する
新しい友のボラティリティを味方につける
マーケット全体ではなく、個別銘柄のタイミングを計る
現金は王様
チャンスが来たら行動を起こす
第10章 買いのプロセス――逆張り投資
逆張り投資とは
そんな株式は買わなくてもいいんだよ
ミスバスターになろう
すべてを定量化し、逆張り投資家になろう
タイムアービトラージ
新しいアイデアを見つける
自分でリサーチし、その結果を書き留めること
第11章 買いのプロセス――グローバルな投資
フラット化する世界
会計基準の統合
国境のないグローバル企業
政治リスク
アメリカの政治リスク
自分の快感帯から出発する
高成長国=有望な投資国ではない
為替変動リスク
どれくらいのお金を振り向けたらよいのか
結論
第12章 売りのプロセス――ダーウィニズムの考え方
株価が上昇したときに売る
ファンダメンタルズが悪化したときに売る
結論
リスクと分散投資
第13章 リスクのいろいろな考え方
リスクとは何か
ランダム性の特徴
クロコダイルハンターとランダム性
企業の質・成長・評価という3つの条件とそれらの相互関係
株主価値の破壊要因の影響を予想する
間違ったときのコスト
結論
第14章 分散投資のいろいろな考え方
すべての投資資金を賭けるな
多すぎる卵、または多すぎるかご
「心の会計」と分散投資
株式ポートフォリオにおける心の会計とランダム性
ランダム性を友にする
第15章 まとめ
私は間違っているのだろうか
強気相場
弱気相場とレンジ相場
債券投資
やはり私は間違っていないと思う
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
カツェネルソン,ビタリー(KATSENELSON,VITALIY N.)
1994年に株式投資の世界に入り、現在はインベストメント・マネジメント・アソシエイツのファンドマネジャーとして、ファンダメンタルズ分析に基づいて機関投資家や個人投資家の資金を運用している。コロラド大学デンバー校経営大学院の非常勤教授を務め、またフィナンシャル・タイムズ、ダウ・ジョーンズ社のマーケットウォッチ、ミニアビル・ドット・コムなどに定期的に寄稿している。公認証券アナリスト(CFA)としてコロラド州CFA協会理事、リタイアメント・インベストメント・インスティチュートの理事も務める。コロラド大学でファイナンス論の学士号と修士号を修得、優等で卒業した
鈴木一之(スズキカズユキ)
(株)フィスコプレイスの客員アナリスト。1983年、大和証券に入社、1987年に株式トレーディング室に配属され、機関投資家向け証券営業に突き、以後一貫して株式トレードの最前線にて相場と格闘。2000年4月からインフォストックドットコムにて日本株チーフアナリスト。2008年1月から現職。日本アナリスト協会検定会員
関本博英(セキモトヒロヒデ)
上智大学外国語学部英語学科を卒業。時事通信社・外国経済部を経て翻訳業に入る。国際労働機関(ILO)など国連関連の翻訳をはじめ、労働、経済、証券など多分野の翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■■■ たなの立ち読み短評:■■■
●世界はレンジ相場に入った。強気相場の後にはレンジ相場がやってくる可能性が高く、今はまさにこれから数十年は続くと予想される相した局面にある。マーケットのタイミングを計るだけでは、今の局面を乗り切るのは難しい。
●バリュー投資の分析法を使う。トレンドを分析し、バリュー株を決め、買い、適正水準に株価が「戻したら」売る。
●レンジ相場の特徴を解説。たとえば、「PERは高いところから低いところに向かっていく。これは過去に例のない展開になっていく」
●レンジ相場では有望な株式を選ぶことが大切。強気相場ではどんな株を買っても債権より高いリターンを得られる。パッシブなインデックス投資か、バイ・ホールドを実践してもよい。レンジ相場では債権のリターンを上回るのは最高の株式だけだ、と。
●この本では、投資手法はひとつの具体的なモデルに収れんされていくのではなく、それぞれの分析プロセスで複数の選択肢を提供し、読者が自己流を作っていくことをするようにしている。
●しかし、そもそもの話、レンジ相場にならないとどうなってしまうのか、というのがこの本の最大の欠点になってしまうと思う。さらに立ち読みの段階ではレンジとはどのくらいの上下幅をいうのか、という定義が見当たらないのもちょっと不安にさせられる。20%程度の長期の上下動なのか、100%のそれなのか。振れ幅の体感は人それぞれであり、その標準値が示されてないことに筆者の逃げ場を作ってしまっているような気がしないでもない。書かれてあるなら、いいんだけど。
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